yanagawa“水郷”と呼ばれる美しい景観の城下町の柳川市はいかがでしょうか。柳川は福岡県南部の
筑後地方に位置し、福岡市内から西鉄で45分くらいです。

北原白秋の育った町としても知られる柳川は、張りめぐらされた掘割が特徴です。
安土桃山時代に、時の城主であった田中好政が柳川城の守りのために、整備したことに
始まる掘割ですが、高度成長期に汚染が進み、埋め立てられそうになったこともありました。

その後、市と市民の協働作業によって、水質の浄化や環境の整備が進められ、城下町の情趣を
取り戻すことに成功したのです。

柳川に来たら、まずおすすめしたいのは、船頭さんによる手漕ぎの船で掘割をめぐるお堀巡り。
西鉄柳川駅から歩いて5~10分ほどに5カ所の乗船場があります。
船に揺られながら、掘割の岸にたたずむなまこ壁や赤煉瓦倉庫など、江戸と明治の代表的建築を
眺めるのも味わい深いもの。

名君として名高く、藩主から伯爵となった立花家の邸宅「御花」も見どころの一つ。庭園内には
レストランが併設されています。

城下町らしい、雅な伝統を見学することもおすすめ。
美しい刺繍が施された手鞠や、「さげもん」と呼ばれるつるし雛の伝統もあり、ひな祭りシーズンには
掘割でお雛様の水上パレードも行われます。

食では、柳川鍋の語源ともなったどじょう鍋や、うなぎのせいろ蒸しを食べさせてくれる有名店が。
有明海にも近く、ムツゴロウ料理を提供する食事どころもあります。